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オンライン・アーティスト・イン・レジデンス

2021年度,ICCではオンライン活動の新しい展開として,アーティスト・イン・レジデンスプログラムを実施します.3名のアーティストを迎え,オンラインにおける滞在制作や作品展示のありかた,または現実空間での展示との関連づけなどについて思索や試作を続けながら,最終的には作品の発表へつなげていきます.

原田郁

ICC

府中市美術館公開制作 原田郁「もうひとつの世界 10年目の地図」2019年

原田は,コンピュータ内に自身で制作した3DCGの架空の世界を立ち上げ,その仮想世界と現実世界を往来しながら,その仮想世界の中の風景を絵画作品として制作しています.今回は,絵画を制作する現実のアトリエを,仮想世界の中の作家のアトリエと重ね合わせてオンラインで公開します.また,公開制作のプロセスをさらに仮想空間にフィードバックすることで,絵画と仮想世界の風景が変化していきます.

プロフィール

現代美術家.1982年生まれ.2007年東京造形大学大学院美術専攻領域絵画科修了.2009年よりコンピュータ内に架空の世界を立ち上げ,仮想世界と現実世界を往来しながら,その世界の中に入った自分が目にする擬似体験による風景を,主に絵画作品として描くという制作を行なう.近年は,協働制作による,作品の痕跡を仮想世界の中に取り込む試みなども始めている.これまで多くの個展を開催し,海外アートフェアなどにも多数参加している.

www.ikuharada.com

山形一生

ICC

左から:《Installation view (Water with no context-1)》2020年,《Installation view (Water with no context-2)》2020年

山形はこれまで,インターネット上でのみ閲覧できる作品を多く発表してきました.本企画ではそれをさらに発展させ,映像や写真といった現実で行なわれる諸活動の記録がネット上にアップロードされる際に起こる変容,またはそのあり方を再考することになります.

プロフィール

インターネットにおける画像流通や,その政治性に関心をもち作品制作を行なう.近年の展覧会に,グループ展「沈黙のカテゴリー|Silent Category」(クリエイティブセンター大阪 ,大阪,2021),個展「Fasten your seat belt」(TAV Gallery,東京,2020),グループ展『ENCOUNTERS』(ANB Tokyo,東京,2020),企画展「パンゲア・オン・ザ・スクリーン」(TAV Gallery,東京,2020),グループ展「きりとりめでると未然の墓標(あるいはねこ動画の時代)2019-2020」(パープルームギャラリー,神奈川,2019).2018年には映像作家100 – NEWAWARDSにて最優秀賞を受賞.

issei.in

うしお鶏

ICC

《君のようなふりをして》2021年

うしお鶏は,日常生活で発生するシチュエーションや日用品などをモチーフに,自作のマンガやアニメーションなどと組み合わせたインスタレーション作品などを制作しています.本企画では,オンライン上での作品展示という前提から,映像やマンガなど既存の手法を踏まえつつ新たなナラティヴのあり方を探っていきます.

プロフィール

1998年東京生まれ.「待ち合わせ」や「忘れ物」などの身近なシチュエーションと,そこに現われる他者の存在感を題材にし,映像や空間を用いた作品制作に取り組んでいる.イラストや漫画の制作も行なう.主な展示に.「AB」(米澤柊との二人展,新宿眼科画廊,2020).