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2022.10.8

高橋星乃 「無理数を表現するためのプロトタイプ」を公開しました

ICC アニュアル 2022 生命的なものたち - 高橋星乃

2022.8.31
ICC キッズ・プログラム 2022 どうぐをプレイする Tools for Play

「ICC キッズ・プログラム 2022」のヴァーチュアル・ツアーを公開しました.

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2022.8.31
ICC アニュアル 2022 生命的なものたち

「ICC アニュアル 2022 生命的なものたち」のヴァーチュアル・ツアーを公開しました.

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ICC キッズ・プログラム 2022

ICC キッズ・プログラム 2022 どうぐをプレイする Tools for Play

今年度のキッズ・プログラムは,「どうぐをプレイする Tools for Play」と題し,人間の発明やテクノロジーの原点ともなる「道具」をモチーフに,いろいろな目的や用途のために作られた道具を,どのように「プレイする」かによって,さまざまにとらえ直すことをテーマとします.

展示サイト

ICC アニュアル 2022 生命的なものたち

ICC アニュアル 2022 生命的なものたち

「ICC アニュアル 2022 生命的なものたち」では,「生命的なシステム」としてのテクノロジーが社会に実装されつつある現在において,そうした「生命的なものたち」がどのように媒介者として存在するのかに着目します.

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2022.5.27

ハイパーICC

ICC25周年によせて

ICCは、2022年4月19日に、開館25周年を迎えました。

日本における電話事業100周年の記念事業として基本構想が開始され、1991年より始まった開館前のプレ活動から数えるなら30年を超える年月となります。電話回線や黎明期のインターネットを使用し、物理空間ではなくネットワークの中で展覧会を行なうという、これまで例のなかった試みに始まり、遠隔地とネットワークで接続したテレプレゼンス(遠隔現前)イヴェントなどをへて、1997年4月19日、東京・初台に活動拠点としてのセンターを開館しました。このような前例のない試みを端緒として、この短くはない年月にわたる活動を継続してきたことは、企業の行なう文化事業としても、先進的なことと言えるのではないでしょうか。

ICCの活動期間は、科学技術や通信技術を基盤としたアートや、インタラクティヴなシステムを持った、いわゆるメディア・アートの発展史とも重なっています。80年代の終わりころから人口に膾炙し始めたメディア・アートは、90年代に入ると、ドイツ・カールスルーエのZKMメディア・ミュージアムやオーストリア・リンツのアルス・エレクトロニカ・センター(AEC)といった世界的に知られる、テクノロジーとアートに特化した機関が設立され、新しい芸術動向として注目されるようになります。ICCもそうした動向と同期して、ZKMやAECとは、準備期間や開館後も、施設やアーティストどうしの交流を行ない、現在にいたっています。

この25年という年月に、私たちを取り巻くテクノロジー環境は大きく変化し、それにともなって私たちのテクノロジー観やテクノロジーに対する意識も変化しています。それは、インターネットやデジタル環境が社会の基盤となったと言われる状況での、表現手段におけるテクノロジーの浸透にも見られます。また、作品の中で使用されるテクノロジーや、扱われるテクノロジーに対する考えや、制作や展示にかかる費用なども大きく変わったことで、規模の違いはあれ、メディア・アートと呼ばれるジャンルや、それに類する要素を持った表現やその手法は、より一般に認知されるようになってきたように思います。

25年前には、新しいメディア・テクノロジーを使用した表現は、新奇性にたよった一過性の現象とも言われていました。たしかに、それは過渡期の芸術であったとも言えるでしょう。ICCで展示されてきたような作品は、アートという範疇にとらえられなかったテーマや制作手段、素材や機材を使用したものも多く、時代とともに古びてしまったり、動作しなくなったりしてしまうものもありました。しかし、テクノロジーが、それなしには実現し得なかったような新たな体験を提供するものとして、私たちの想像力をアップデートする触媒となって、インタラクティヴなシステムや、ヴァーチュアル・リアリティなどを用いた多くの作品が制作されました。

ICCは、さまざまなメディア・テクノロジーが社会に普及していくのに伴走しながら、私たちの求めるべき「豊かな未来社会」を構想するという理念を掲げてきました。現在では、インターネットやスマートフォンはもはや生活の一部と言っていいでしょう。コンピュータの処理速度の向上にともなって、私たちの知覚体験もまた25年前とは大きく変化しています。そのようなテクノロジーを、ただ与えられるものとして扱うだけでは見えてこない部分を見つけ出すことは、メディア・アートが批評性や実験性を持つことの理由となっています。テクノロジーが、日常生活の中に溶け込んで、見えなくなっている現在、私たちをとりまくテクノロジーを問い直し、内在する可能性を見出し、創造性へと発展させていくことは、もうひとつのものの見方、新しい未来を作ることにつながります。

30年前に夢見られた生活環境が現実になったとも言えるような、メディア・アート化した世界に現在の私たちは生きています。そうした環境では、伝統的な技法による芸術表現もその影響を受けるようになるでしょう。現在は、作品を鑑賞、体験する基盤が、たとえば美術館に足を運ぶことだけではなく、さまざまな手段の提供が模索される時代であるとも言えます。そこでは、作品だけではなく、展覧会のオンライン化や、アーカイヴの整備と公開、新しい鑑賞方法の提案など、施設の機能としてのアップデートによって、これからの文化施設のあり方を提案、提供していくことも新たな役割としてとらえられるようになっています。

これからのICCで展開される活動は、現在の私たちの生活と切り離せなくなっていく同時代のテクノロジー状況をとらえながら、また同時代の社会状況に要請される視点を含んで展開されることになるでしょう。今年度より、展覧会の部分的な有料化など、いくつかの変化はありますが、これまでと変わらぬ活動を展開していきます。これからのICCにどうぞご期待ください。

ICC学芸課長/主任学芸員 畠中実

2022.5.26
多層世界の歩き方

「多層世界の歩き方」のヴァーチュアル・ツアーを公開しました.

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2022.5.26
オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド

「オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド」のヴァーチュアル・ツアーを公開しました.

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2022.3.17

原田郁《心象スケッチ The Studio in the Multi-layered World》のオンライン展示版を公開しました.

オンライン・アーティスト・イン・レジデンス

2022.2.9

山形一生の《Blanketed Cubes》を公開しました.

オンライン・アーティスト・イン・レジデンス

多層世界の歩き方

多層世界の歩き方

本展は,2020年度企画展「多層世界の中のもうひとつのミュージアム」から続く,オンラインでのコミュニケーションがより多様な形で生活に浸透した現在の情報環境をテーマにした展覧会です.
現実世界と情報世界,さらにその媒介となる「コモングラウンド」を多層的な世界としてとらえ,この情報環境をどのように「歩く」ことができるのかをアート作品や情報環境状況の解説などを通じて提示します.

展示サイト

オープン・スペース 2021
ニュー・フラットランド

オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド

「オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド」では,現代のテクノロジー環境を,新たな認識を生み出す可能性を持った新しいフラットランドと考え,閉ざされた次元を超えた世界を想像させるさまざまな表現を取り上げます.

展示サイト

「エマージェンシーズ!」は,今後期待される新進アーティストやクリエイターの最新の作品やプロジェクトなどを紹介するコーナーです.

emergencies!

オンライン・アーティスト・イン・レジデンス

オンライン・アーティスト・イン・レジデンス

2021年度,ICCではオンライン活動の新しい展開として,アーティスト・イン・レジデンスプログラムを実施します.3名のアーティストを迎え,オンラインにおける滞在制作や作品展示のありかた,または現実空間での展示との関連づけなどについて思索や試作を続けながら,最終的には作品の発表へつなげていきます.

参加アーティスト一覧

ICC キッズ・プログラム 2021 チューンナップ じぶんをととのえる

単に新しい生活に自分を合わせるのではなく,それぞれの個人が,自分のコンディションに合わせて,自分をどのようにととのえるのか,そのよいやり方を考えながら,「チューンナップ」してみませんか.

展示サイト
2021.8.12

8月3日に配信した正直+臼井達也のパフォーマンス《KB3rd》の記録を公開しました.

《KB3rd》(2021年8月3日)

2021.7.1

ハイパーICC

昨年度より,ICCはこれまでの現実の展示空間に加えてさらに,仮想空間の中のもうひとつの場所をもつことになりました.
以前より行なってきた,インターネットを介したイヴェントの配信やアーカイヴの映像視聴など,そのほかのウェブでの活動も,いわばICCのもうひとつの場所と言えるものです.さかのぼるなら,ICCの活動は,「電話網の中の見えないミュージアム」をその発端としているように,これまでも通信技術がもたらすもうひとつの場所の可能性を探求してきました. そうした可能性の実験は,技術的な進歩や,あるいは技術がもたらした社会的な変化を契機として行なわれてきたものである一方で,災害などに起因する社会的な転換期において要請されることもあるでしょう.

2020年,新型コロナウイルスの感染拡大の影響により,美術館,博物館などの展示施設も,展覧会の公開方法や,入場制限など,その運営方法にも大きな変化が求められました.臨時休館となった美術館でのヴァーチュアル展覧会など,インターネットを活用したオンラインでの活動が注目され,現実の展覧会の非常時における対応策としても,展覧会そのもののアーカイヴとしても,もうひとつの美術館のあり方が提示されました. ICCにおいても,オンライン・プラットフォームとして「ヴァーチュアル初台」と「ハイパーICC」を立ち上げ,また,実空間と情報空間の双方から体験可能な展覧会「多層世界の中のもうひとつのミュージアム——ハイパーICCへようこそ」を開催しました.

そして今年度もまた,ICCでは,オンライン・プラットフォームでの展開を,実空間での活動とあわせて,継続して行なっていくことになります.さまざまな分野やジャンルのゲストとのトークを行なう,ヴァーチュアル・ミュージアムを考える配信プログラムや,オンライン・アーティスト・イン・レジデンスの実施など,この状況を考えていくための,新規の試みも行なっていきます. こうしたオンライン・プラットフォームのあり方が模索される現在,私たちが展覧会を新しい体験として観ること,アーティストが美術作品を新しい形式として制作すること,などのさまざまなアップデートが起ころうとしています.それは,もうひとつの場所が,現実の展示空間と共存する中で,展覧会というものがあらためて捉えなおされる機会ともなることを意味しています.

ICCのもうひとつの場所である「ハイパーICC」(https://hyper.ntticc.or.jp)は,さまざまなフォーマットのオンラインでの催しの入口となり,オンライン活動の基盤となる,今後のアップデートに開かれた,長期的な展開を目指しています.

畠中実(ICC主任学芸員)

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多層世界の中のもうひとつのミュージアム

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