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菅野創+加藤明洋+綿貫岳海

《かぞくっち》2022年

Photo: Iori YAMAGUCHI

展示台の上で,小さなロボットたちが動き回っています.ロボットの背中はディスプレイになっており,画面の中では小さな丸いオブジェクトたちが,こちらも盛んに動き回っています.ロボットはときおり激しく動き出すことがあり,別のロボットとなんらかの情報をやりとりしているようです.
《かぞくっち》は,現実空間の箱庭に設置された「家」と呼ばれるロボットと,その家に生息するデジタル人工生命体「かぞくっち」の家族によって構成される作品です.「かぞくっち」の各個体の情報(名前,生年月日,家系)はNFTに登録されており,売買することも可能です.また「かぞくっち」は繁殖可能であり産まれた卵にも自動的にNFTが発行されますが,繁殖が成功するためには,繁殖期にある二つの「家」が,物理的に適切な位置関係にある必要があります.
物理的なロボットの挙動がNFT(ブロックチェーン)上のアクションに反映されることや,「イエ」「家系」といった人間社会のメタファーが重ねられていることなど,《かぞくっち》にはブロックチェーンやNFTという新しい技術が社会にとってどのような意味をもちうるかや,新しい社会実装の形などについて,考えるためのヒントが秘められているのではないでしょうか.本展では,作品展示と並行して,オンライン・アーティスト・イン・レジデンス プログラムとして,ゲストとのディスカッションやそれを踏まえた作品のアップデートなどを,会期を通じて行なっていく予定です.

ロゴデザイン:大山千尋

《かぞくっち》
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《かぞくっち》
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